2006年12月28日木曜日

今年は本気で英国のクリスマス②食べ物編

**英国クリスマス料理**

英国のクリスマスは、日本の正月やお盆に値します。お正月の感覚に近いのかな?
24日=大晦日
25日=元旦
26日=1月3日
そんな感覚です。

25日がメインのクリスマスであり、日本人である私たちが「おせち」を食べるよう に、イギリス人は「ターキー」等のごちそうを食べます。知っていると思いますが、ターキーは七面鳥ですよ。これ↓

英国のクリスマス料理としてあげられる三種の神器といえば、ターキー、プディング、ミンスパイでしょうか..。ターキーの代わりにグースやチキン、ローストビーフなどを焼いたり、その家庭によりけりですが、7割ぐらいはターキーを選ぶのではないかと思われます。

最近はヘルシー志向や、ベジタリアンも多いのでお寿司や日本食を作って食べる家庭もあるそうです。スーパーのすし飯や寿司キットが売り切れていたのには驚きました。

英国フードの不味さに関しては、英国人自身、「美味しくない」「脂っこい」「太る」などの悪評を知っています。昼のワイドショーみたいなTV番組を視ていると、気の強そうなセレブなおば様たちが「うぇ~。最悪じゃない、ミンスパイにプディング!!食べたくないわよ。うぇ~。」と、テンション高くクリスマストークをしていました。

写真はミンスパイ。あんこパイっていうのかな?甘い。

自分の国の料理に「うぇ~」と文句を言いながらも、本当はミンスパイが大好きなイギリスのおば様たち。なんだかんだ言って、スーパーのミンスパイやプディングは売れていました。

さて、さっき書いたターキーですが、付け合わせの野菜には、やっぱりイギリス人らしく「芋」でございます..。蒸したブロッコリーや人参、インゲン、スプラウト、ローストパースニップなどもあり得ます..。個人的には、ローストパースニップが大好きで、イギリスでハマりました。

クリスマスの飲み物。何が浮かびますか?やっぱり、シャンパンですよね~。でも、他にも美味しい飲み物として「ウォームワイン」があります。砂糖とミカンを入れて煮込んだもので、クリスマスに飲む習慣があります。街中でも配っている姿をよく見かけました。

おつまみとしては、クラッカー、チェダーチーズ、ブリー、カマンベール、青カビチーズ、漬け物系のピクルドオニオン&ビートルート、ガーキン、オリーブ、ショートブレッド、チョコレートなんかを食べます。

今回、私たちが買い漁った食材。

テリーヌがめっちゃ上手かった~♪イギリスにも美味しい食べ物はたくさんありますよ。イギリス料理かは別としてね...


普段は食にドケチな英国人も「クリスマスぐらいはケチらずに贅沢しようぜ!」と、ポンポン大人買いをします。私たちもそれに習って、最後の英国クリスマスだし、頑張って大人買いをしました。財布が空になってしまい、残りをどうやって生活しようか考え中です。

ターキは12ポンド=2800円ぐらいします。日本人にとっては、円が弱いからイギリスの物価が高過ぎです...。

そうそう、今年は彼氏がターキーを焼いてくれました。ターキーは、砂糖と塩水に前夜から漬けて臭みを取っておきます。当日にお腹の中にスタッフィングと呼ばれる詰め物を入れてじっくりオーブンで1、2時間焼きます。スタッフィングには、栗、パン粉、ソーセージミート、セージ等を使います。そして、クランベリーソース又は、グレイビーソースで
美味しく頂くのです☆淡白だけど、おいしかった。


 こういう料理の買い物は、クリスマス前日に走り込むのではなく、少し早めに買い込む方がベターかもしれません。なぜなら、良い物は売れてなくなるし、混むし、保存がきくから。冷凍ターキー、パースニップ、シャンペン、プディング、お菓子etc..
これらは保存がききますよね?だから、新鮮でなければいけない物だけ、23日、または、24日の朝に買いに行きましょう。

冷凍ターキーと言えば、重いものでは10kg以上ありますので、調理中に落とすと大変なことになるんですよ。「つま先に落として骨折する」という事故がけっこうあるそうで..
まるでターキーが体を張った最後の抵抗をしているようです。皆さんもお気をつけて。

**クリスマスプディング**




クリスマスプディングは、英国のクリスマスにかかせないお菓子で、茶色くて、半球の型をしています。汚い話..馬糞みたい...。小麦粉でできたネチョネチョの生地にドライフルーツ(レーズン)やナッツがふんだんに入って、ブランデーがしみ込んでいる高カロリーな食べ物です。

食べる前にブランデーをかけて火をつけて燃やして食べると、見た目もよく、楽しめ、味も良くなります。クリスマスプディングは1年ぐらい前から作って寝かしておくと美味しいそうで、スーパーでは「ビンテージプディング」といって売り出されています。
ちなみに、私達はそれを買いました。1個=約2500円也。

通常は、カスタードクリーム、ブランデークリーム、ブランデーバターなどを、このクドクて重たいプディングへたーっぷりかけて頂きます。ものすごい太る..


カスタードクリーム£1.59=370円


ブランデークリーム£3.79=880円

このブランデークリームとブランデーバターが超美味しいんですよ!!ショートブレットにつけて食べるとトロケちゃいます~写真の品は両方マークス(M&S)で購入。

クリスマスプディングは、美味しいか?と...いわれると...微妙です。こってり。ずっしり重たい。レーズンが嫌いな人は、絶対に無理です。レーズンがふんだんに入っていました。

私はクリスマスプディングは、作らずに市販のものを買いましたが、家で作る人も多いようです。市販の物は、パッケージングされてあって、レンジで10分ぐらいチンするか、2時間茹でるか、圧力釜で45分蒸すか..あなたの選択によります。私たちは、楽をしようと簡単にチンしましたが、底の方がカピカピになってしまいました..。「おこげ」のようになってしまい、高かったので悲しいです。チンは決してオススメしません。めんどくさくても、2時間茹でればよかったなぁ...と深く後悔しています..

けど..
2時間茹でるって..どんだけ茹でるんだよ〜。ありえん..。

以上、イギリスのクリスマス「食べ物」編でした。

2006年12月27日水曜日

今年は本気で英国のクリスマス①

今年は最後の英国クリスマスになりそうなので、伝統を重んじてイギリス風にお祝いしてみました。

**英国のクリスマスと日本のクリスマス**

あなたは、いつクリスマスのお祝いをしますか?日本のクリスマスは24日に祝う家庭が多いように思えるのですが、ここイギリスでは25日をメインにお祝いをします。

日本に住んでいた頃は、私も24日に祝っていました。山下達郎かワム、ジョンレノンのクリスマスソングがどこかで流れ、クリスマス用の照明の下、恋人たちがロマーンチーックなクリスマスイブのために頑張ってプレゼントを買い、親は子供たちのために25日の朝までにサンタさんがくれるプレゼントを用意する。25日になれば、クリスマスケーキやクリスマス用品が値引きされ、26日はクリスマスの跡形もない...。

でも、イギリスのクリスマスはちょっと違います。この国ではクリスマスの休日があり、25日がクリスマス、26日がボクシングデイ。2日間が休日になります。25日がメインで、家族で過ごすのが基本です。実家に帰ったり、家族で『のほほんクリスマス』を過ごします。

だから、日本のお盆休みのように、帰省ラッシュのニュースなんかもテレビで報道していますよ。(この帰省ラッシュの時期にストライキを起こすので、また面白い国ですが...)

英国人の友達を見ていると、クリスマスを海外で過ごす人もちらほらいるようです。スペイン、香港、タイetc..

海外でクリスマスを過ごす人がいれば、海外から英国へやって来る人もいて、テレビでは「ヒースローカオス」なんてニュースもやっていました。世界で一番忙しいといわれるヒースロー空港は、クリスマスも大忙しのようです。「クリスマステロ」を警戒して厳しい入国審査もプラスして更に込み合うのでしょうね..。

上記のように、この国のクリスマスの休日は、25日のクリスマス、26日のボクシングデイの2日間になります。26日にはポツポツ店が開き、セールを開始するお店もありますが、営業時間はいつもより短いです。だいたい4時ぐらいには閉まってしまいます。

では、クリスマスにイギリス人は何をするのか?
というのが気になるとこかもしれませんが、日本の正月のように実家に帰って、家族団欒、テレビ見たり、ダラダラしてみたり、食って食いまくる!!これに徹するんだと思います。

家や街や店は、ネオンやクリスマスツリーなど、綺麗に装飾されています。





私たちもお部屋を地味に飾ってみました。
紙で作ったチープな即席ツリー。本当に地味ですね...


とりあえず、窓には折り紙で...こんなの作ってぺたり。



外から見たらこんな感じだった。(写真が下手で何かよく分からない...) 


面白いクリスマスの習慣(?)に、英国のクラッカーがあります。



キャンディー型のクラッカーで、両サイドから引っ張るようになっています。


引っ張ると「パンッ!!」と普通に音が鳴り、中からクイズの書かれた紙(答えも書いてある)と、ちゃっちい紙でできた王冠が出てきます。



Q : what do you call a man with spade on his head ?
A : Doug



ちなみに、私はこのクラッカーを£1ショップで買いました。
 

どうやら、この王冠をクリスマスの食事の際にかぶるらしいです..
 さっそくかぶって食べましたよ。


24日には、教会へ行く家庭もあるようで、テレビでも、キリスト教のイベントが放映されておりました。

24日のイブは、スーパー等のお店は3、4、5時頃に店を締めてしまい、静かなクリスマスがスタートします。だから、私たち外国人は事前にスーパーをチェックしておかないと食いっぱぐれる可能性があるので要注意です。それは、大袈裟かな..?


写真は、唯一開いていたニュースエージェント。ありがたいことに、最近は一部のパブ&ムスリム経営の店(ニュースエイジェント系)がオープンしているので、お酒やお菓子なんかは購入可能です。

街は、静まりかえっていますね。

このように、クリスマスにはお店が9割以上閉まっているので、外に歩いている人は殆どいません。観光客や、タクシーが殆どです。たまーに、食べ過ぎた人や家に飽きた人が散歩をしていたり、酔っぱらいがヘロヘロしていたり、親戚の子供を連れて歩くお兄ちゃんがいたり、日本の元旦そのものです。酔っぱらいには、浮浪者や、たちの悪い人がsomeいますので注意しましょう。私は、タバコをせびられました..(吸わないけどね..)

**クイーンのスピーチ**
クリスマスのメインである25日には、ごちそうを食べたり、ツリーの下に置かれたプレゼントをみんなで開けて喜びあいます。そして、クイーンのスピーチを聞きます。クイーンのスピーチは、日本で言う、紅白?いや..ちがう..「ゆく年くる年」みたいなもんだと思います。これは、生放送でなく、既に録画されたものだそうです。今年はポッドキャストで聞けるらしい..。

そうそう、クリスマスプレゼントやカードのおかげで、22、23、24日頃の郵便局はおもしろいほど大混雑するんですよ。プレゼントやカードを贈る人、それを取りに行く人..
郵便局をはみ出して、ながぁーーーーい行列ができます。この光景は、クリスマス前の風物詩なのかもしれません。

26日のボクシングデイが終わり、27日になると、お店は一斉にオープンし、待ってましたのセールがスタート!!静かなクリスマスとは対照的に、道は人々でごった返し「SALE」と大きく書かれた紙袋を手にする人々でいっぱいになります。セールは1月、2月まで続き、徐々に値段を下げていく感じです。主に最初は50-60%offからスタート!最終的に90%offの店もあり。

長くなってきたので、今日はこの辺で。
明日は英国のクリスマス料理について書きたいと思います!

2006年12月22日金曜日

Winter in 2006 in Brighton


ブライトンの冬

英国の空はネズミ色。

でも、今日はこんなにも綺麗な夕焼けが見れました。






真っ赤というのが相応しい赤色。





「Burning the clocks」






過剰なクリスマスのコマーシャルに対して、解毒剤として行われる
イギリスBrightonのイベント「Burning the clocks」

12月21日の夜6時半頃から人々が集まって、この日の為に紙で作った大きなランタンやちょうちんを持ち、日本で言うワッショイワッショイをしながら大行進します。


だいたい1000人ぐらいの人々がビーチへ向かって行進をするのですが、鼓笛隊やら音楽隊がいたり、ドレスを着たダンサーがいたり、見ていて楽しいです。サンバのリズムかと思えば、ロックが流れてきたり♪










この時期のエゲレスは、昼間はクリスマスプレゼントを買う人々で道は混雑し、人ごみ化します。文句を言うオジさんがいたり、キレている人もいます。


でも、街は綺麗に装飾され、クリスマスムードに包まれて良いシーズンです。





歩いていれば、知らない人が(主に酔っぱらい)が「メリークリスマース!」とニッコリ笑いかけてきたり、なんだか幸せ気分、ハッピーな人が多いです。


しかし、ハッピーの反意語にアンハッピーという言葉があるように、対照的に、その「ハッピークリスマス」を目の前に突きつけられて苦しむ人や、それに比例する自殺率も高いそうです。独り身やお年寄り、貧乏人や乞食には厳しい..寒い冬..



 



話は「Burning the clocks」に戻りします。


最後に、ビーチでそのランタンや提灯を焼き上げます。






炎の中に入って燃やされにいくランタンたち....





















そして、花火がパンパン上がって締めくくられます。


余談ですが..
このイベントのサポーターとして、ブライトンに住んでいるファットボーイスリムこと、ノーマンクックが参加していました。彼は紙でできた大きな馬車の中に入り、自分のファットボーイスリムの曲を爆音で演奏していたようです。


ノーマンクックは、時々、友人の働く日本食レストランでよく出前をとっているらしいです。どーでもいいですね。


このイベント、詳しいことは
"http://www.burningtheclocks.co.uk/"コチラHPで★